日常のデスクワークと「腱鞘炎」

日常のデスクワークと「腱鞘炎」
2023年11月12日

こんにちは。
阪急淡路駅西口から徒歩1分、「とら鍼灸整骨院」です。

 

日常的にパソコンやスマートフォンを使用する事務職、プログラマー、デザイナー、主婦の方、家事や産後育児に従事する方々は、デスクワークによって手や指に違和感を感じることがあり、腱鞘炎になる、またはなっている可能性があります。

 

腱鞘炎の原因は、主に手指の過度な使用やホルモンバランスの乱れ、そして腱鞘の肥厚が考えられています。また、親指を動かすことにより手首が痛む場合、それは「ドケルバン病」と呼ばれる腱鞘炎の一種の可能性があるかもしれません。手首に関連するものでは手根管症候群もあります。

 

手指を動かすたびに走る痛みを伴う腱鞘炎は、簡単には見過ごせない状態です。この疾患を「たかが腱鞘炎」と軽視し、痛みを我慢しながら通常通りに手指を酷使し続けることは、炎症を悪化させ、重大な問題を引き起こす可能性があります。進行した症状によっては、腱が断裂したり、手指を正常に動かせなくなることもあります。

 

当院の治療方針は以下の通りです。

①手首の改善: 多くの方が手首を尺側偏位のまま長時間使うことから手首の動きが制約されていることがあります。そのため、手首と手根骨の可動域を改善し、指のねじれを解消するアプローチを行います。

②疼痛の緩和: 疼痛を引き起こす要因を確認し、前腕の筋肉を緩めます。特に長掌筋のストレッチを中心に行います。

③肥厚部へのアプローチ: 腱鞘の肥厚部に対して手技を用いてアプローチします。

④温熱療法: 腱鞘炎は慢性的な疾患と考えられます。そのため、アイシングが必要な場合は限られます。一般的には温めることで疼痛が緩和されることが多いです。

 

症状・状況に合わせたアプローチを通じて、腱鞘炎の症状の改善を目指します。